数え年と満年齢の違い
数え年、満年齢はこう数える
還暦祝いのプレゼントを考える時にまず気になるのは、「数え年で60歳?それとも満年齢で60歳?どっちでお祝いするものなの?」
と疑問になる方も多いと思います。
まず「数え年」は生まれた日で「1歳」で、次の1月1日で「2歳」、また次の1月1日で「3歳」と生まれた日ではなく1月1日の元旦に年をとる計算です。
「満年齢」は今現在で数えられてる方法で、生まれた日で「0歳」で1年後の生まれた日で「1歳」と誕生日で年をとる計算です。
では実際にどう数えるのか下で表にして分かりやすく解説します!
2012年 | 2013年 | 2014年 | |||
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8月20日 | 1月1日 | 8月20日 | 1月1日 | 8月20日 | |
数え年 | 1歳 | 2歳 | - | 3歳 | - |
満年齢 | 0歳 | - | 1歳 | - | 2歳 |
上の図のように2012年8月20日に生まれた場合、「数え年」は1歳からスタートし1月1日になる度に歳を重ねます。
「満年齢」は0歳からスタートし8月20日になる度に年を重ねます。
数え年の場合、12月31日生まれた子供は次の日には2歳になるということになるんですね! 全員が一斉に年を重ねるため、当時の元旦は誕生日祝いだらけだったのでしょうか?(*^▽^*)
なぜ数え年があったの?数え年の起源
日本の文化のルーツは中国から伝わってきたものが多いですが、数え年もその一つです。
基本的にスタートが「0」という概念がなく、生まれたら「1」からスタートするのです。
何月に生まれても全員一斉に年をとるようにしたのは、処理を簡略化するためと暦法の問題があったためと言われています。
多数の子供や家族を一人一人違うタイミングで年をとるという管理が難しかったようです。
それと、当時の歴の数え方自体が複雑で正確な満年齢を算出できなかったこともあるようです。
現在の日本の法律では「満年齢」を採用
1902年に「年齢計算ニ関スル法律(年齢法)」で数え年が廃止されました。
しかし、数え年が普通だった民間の間では数え年で数える人は多かったようです。
1950年に「年齢のとなえ方に関する法律」として改めて満年齢を推奨するようになり、今現在ではほとんどの方が満年齢で年を数えるようになりました。